このページでは屋根塗装のタスペーサーについてお伝えします。
タスペーサーとは、スレート屋根の塗装工事で使用される部材です。
スレート屋根(コロニアル屋根)の塗装する時、合わせ目に「タスペーサー」という部材を入れることで隙間を開け、雨の抜けを良くさせる作用があります。
タスペーサーを使わない場合
タスペーサーを使わないで塗装すると合わせ目が塗料で埋まってしまい、雨の逃げ場がなくなってしまう場合があります。
タスペーサーを使った場合
タスペーサーを使うことで合わせ目に隙間があき、雨が切れるようになります。
タスペーサーの役割と特徴
・屋根材同士の隙間を確保し、雨水の通り道を確保する
・雨漏りや内部結露を防ぐ効果がある
タスペーサーを使うことで雨漏りや結露を防ぐことができます。
タスペーサーの使用方法
・取り付け後はそのまま屋根に残す
屋根塗装は基本的に3回塗り(シーラー→中塗り→上塗り)です。傷んでいる場合は下塗りを2回もしくは3回塗ります。
タスペーサーを入れるタイミングは下塗りが完了したら挿します。
タスペーサーを入れ終わったら中塗りと上塗りをしていきます。
タスペーサーのメリット
・人件費の削減につながる
・塗装後に屋根を傷つけるリスクが低い
・塗膜の再密着を防ぐことができる
タスペーサーの注意点
・屋根の傾斜が緩すぎる場合や屋根材が反っている場合は使用できない
タスペーサーは、スレート屋根塗装で雨漏りを防ぎ、屋根の寿命を延ばす重要な役割を果たします。
瓦塗装には不要です。
また、屋根の傾斜が緩やかな場合はタスペーサーを入れると逆に雨漏りしてしまう可能性があるためタスペーサーを使用しないほうがいいです。
タスペーサーのデメリット
タスペーサーを使うことで塗装費用が上がります。費用を抑えたい場合はタスペーサーを不要にすることもできます。
隙間がしっかり開いている屋根にはタスペーサーは不要ですので、必ず必要なわけではありません。その家によって必要か不要か変わってきますので塗装会社に見てもらいましょう。
また、タスペーサーを入れることで隙間があきすぎて屋根が割れやすくなることもあります。屋根に上がるとバキッと屋根材が割れることがあるのでデメリットがあることも理解しておいてください。
まとめ
タスペーサーはスレート屋根塗装で必ず必要かというとそうではありません。タスペーサーを使用しなくても雨漏りしない屋根もあります。
あなたの家の屋根形状で必要か不要か変わりますので塗装のプロに見てもらってから工事に進むことが大事です。
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