錆転換剤の必要性 塗装すべき状態とは?画像あり

塗替え日記

[chat face=”IMG_11551.jpg” name=”ハピクルリフォーム代表 富澤” align=”left” style=”type1″]こんにちは。新潟市の住宅塗装専門店ハピクルリフォームです。[/chat]

錆びてしまった鉄部は塗装が必要になりますが、その時に「錆転換剤」を塗装すべきか悩むことがあるかもしれません。

当社は錆がかなり進行している場合は錆転換剤を塗装して錆びにくいようにしています。

ではどのような状態の錆だと「錆転換剤」を塗装すべきなのでしょうか。それは以下のような状態です。

 

錆転換剤が必要な状態

上の写真のように、錆がかなり進行しており、赤錆が出てしまっている状態です。このような状態になると錆の進行はかなり早くなり、穴が空いてしまいます。

こういう状態になったら錆転換剤を塗装して錆をしっかりと止めてあげる必要があります。

 

錆転換剤とはなにか?

そもそも錆転換剤とは何かというと、赤錆を黒錆に変えてくれる塗料です。

赤錆とは、錆がどんどん広がり鉄を劣化させてしまう、いわゆる悪性の錆です。放置しておくと穴が空いてしまいます。

 

黒錆とは、新品の鉄のような状態のことを言います。中華鍋を見るとわかりますが、錆が出ておらず黒くなっていますよね。あのような状態の鉄は錆びにくいのです。

黒錆は錆が進行しにくい鉄なのです。

錆転換剤を塗装することで錆びにくい黒錆に変えてくれるので、根本から錆を抑えてくれます。水のようにサラサラしている塗料なので浸透性があり錆の奥深くまで黒錆に変えてくれます。

 

錆転換剤を塗装するかしないかで長持ちさは大きく変わります。

 

錆転換剤 塗装

錆がひどいところに錆転換剤を塗装します。

ちなみに錆がぜんぜん出ていないところに錆転換剤を塗っても意味はないので、錆がひどいところだけ塗っていきます。

 

錆転換剤を塗装すると、上の写真のように黒くなります。

これが黒錆に変わっている状態です。根本から錆びにくくすることで耐久性が上がっていきます。

 

錆止め塗料 塗装

そのあとは錆止め塗料を塗装します。

今回は錆がかなり進んでいたので「2液性エポキシ錆止め」という防錆効果の強い塗料を塗装しました。

錆が進行しているところに安い錆止めを塗っても効果は期待できませんので、強い錆止めを塗っていきます。

 

 

錆止め塗装が完了しました。しっかり乾かしたらこの上に上塗り塗料を2回塗って仕上げていきます。

 

上塗り

錆止めをしっかり乾かしたら上塗りを行っていきます。

上塗り1回目

 

上塗り2回目

 

耐久性の高い2液性シリコン塗料を2回塗っていきます。2回塗ることで塗膜が厚くなり丈夫な屋根に仕上がります。

 

塗装完了 ビフォーアフター

 

錆が進行していた霧避け屋根ですが、このように綺麗に仕上がりました。

錆転換剤を塗装して赤錆を黒錆に変えたので、錆びにくい鉄になりました。その上に錆止めと上塗り2回塗装していますので丈夫な屋根になりました。

下地処理をしっかりすることで長持ちさせることができます。

 

錆がひどい場合は錆転換剤を塗りましょう!

塗装会社によって錆転換剤を塗装するところと塗装しないところがあります。

錆転換剤を塗らないからと言って悪い会社とは言えませんが、錆転換剤を塗った方が長持ちするのは確かです。(会社によっては錆転換剤を塗装せず錆止めを2回塗装するところもありますが、それでもかなり丈夫になります。)

 

塗装は下地処理が命です。

 

表面だけ綺麗にするのではなく、根本から傷みを改善していくことで長持ちしていきます。見えなくなるところほど丁寧な仕事をする必要があるのです。

 

ちょっとしたひと手間をすることで鉄部や外壁は長持ちするものです。

 

錆が進行している場合は錆転換剤を塗装するようにしましょう。ぜひリフォーム会社の人や塗装職人に「錆転換剤を塗装してください」と伝えてみてください。

それだけであなたの大事なお宅は長持ちしますよ。

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