こんにちは。
新潟の外壁塗装、塗替え専門店「ハピクルリフォーム」代表の富澤です。
今日は新潟市中央区和合町S様の御宅の外壁中塗りを行ないます。
S様の御宅は「2液性シリコン塗料」を塗装します。2液性とは「硬化剤」と「主剤」が分かれているタイプの塗料です。塗装する直前に2つの塗料を混ぜ合わせます。
硬化剤を入れることで塗料が固まるため丈夫な塗膜を形成してくれるのです。
まずはハケで目地や窓周りを塗装します。目地はローラーで塗れないためハケを使って塗装していきます。先にハケで塗ってから次にローラーを使って塗装します。
ドロドロの塗料をたっぷりと塗装します。薄く塗ると当然塗膜が薄くなるため丈夫さが下がってしまいます。
丈夫な外壁にするには塗膜を厚くする必要があります。ですので私は希釈はあまりせず、ドロドロの塗料を分厚く塗装しています。
塗り替えしたのにすぐに劣化したらお客様は大きなショックを受けるでしょう。私もお客様に不安を感じさせることはしたくありません。
丈夫な家にするためにもとにかくたっぷりと塗装します。
使う塗料は「シリコン」「フッ素」「断熱塗料」どれが良いの?
塗料はたくさんあるためどの塗料を選んだら良いか迷ってしまいますよね。
塗料には耐久年数や用途が違うので簡単にご説明します。
耐久年数
耐久年数 | 価格 | |
シリコン | 約12年〜15年 | 標準 |
フッ素 | 約20年〜25年 | 高い |
断熱塗料 | 約10年〜15年 | 高い |
目的で塗る塗料を決めましょう
耐久年数が一番高いのは「フッ素」です。約20年もの耐久年数があるため一度塗り替えれば当分塗装する必要はありません。何度も塗替えをしたくない方にはオススメの塗料です。しかし、塗料の価格も高くなってしまいます。フッ素の場合はシリコンの2倍〜3倍の費用がかかると思っておくと良いでしょう。
シリコンの場合だと80万で塗装可能でも、フッ素だと150万円〜200万円くらいかかる場合もあります。ここはお財布との相談になりますね。
断熱塗料は耐久年数も高いですし、断熱効果があるので家を快適に過ごせるようにしてくれます。近年は温暖化で夏の気温がとても高いですよね。2020年夏は三条や胎内で40度という記録的な暑さになりました。
年々気温が高くなっているので断熱塗料や遮熱塗料は注目されています。断熱塗料を屋根や外壁に塗ることで室内の温度はグッと下り快適になります。
真夏の時の屋根は触れないほど高温になりますが(目玉焼きができるほど熱い)断熱塗料を塗ると手で触っても熱さを感じなくなります。断熱塗料の性能はとても高いのです。
そのため、クーラーをつけなくても良い場合がありますし、クーラーの温度を下げても快適に過ごせるようになります。断熱塗料は電気代も節約できるので良いですね。
シリコン塗料は今一番使われている塗料です。耐久年数も高く、費用も安めなので塗替えをする7割の人はシリコンを使っています。ですのでシリコンを選べば間違いないと言えるでしょう。「安めに済ませたい」「丈夫な外壁にしたい」という思いが優先になるのでしたらシリコン塗料を選ばれるといいですね。
塗替え時はどの塗料を選ぶか迷ってしまいますが、何を優先したいかで選ぶ塗料も変わってきます。
価格より耐久年数を優先したければ「フッ素」
価格を抑えて耐久年数10年前後で考えるのなら「シリコン」
夏は涼しく、冬は暖かく。快適に過ごしたのであれば「断熱塗料」または「遮熱塗料」
がお勧めです。
それでは明日は外壁上塗りを行ないます。いよいよ外壁の最終工程です。仕上げ塗装になるのでさらに丁寧に塗っていきます!
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