木製玄関ドアを塗装させていただいたのでその様子をお伝えいたします。
以前塗装してから時間が経過し、傷んできたので塗装して欲しいというご連絡をいただき、塗装させて頂きました。
塗装前の状態
以前は施主のS様がホームセンターで塗料を購入し塗装されたようです。
非常に上手に塗装されていますね。剥がれも少ないので良い塗料を選択されたのだと思います。
こういってはなんですが、塗装したことがない方がDIYで塗装すると、ガラスにペンキがビッシリついていたり、床がペンキまみれになることがおおいのですが、施主のS様はとても上手に塗装されています。
ですが、今回は傷みが進んでしまったのでご自身で塗装するのではなく当社にご依頼してくださいました。ありがとうございます!
ケレン作業
塗装する前にサンドペーパーとヘラを使って旧塗膜を落としていきます。
一見そこまで傷んでいないように見えるのですが、近くから見ると塗装が剥がれていたり塗料がひび割れを起こしています。劣化した旧塗膜を落とし、密着が良くなるようにサンドペーパーをかけて足つけ作業をおこないます。
どんなに良い塗料を塗っても剥がれてきたら意味がありません。
しっかりと密着し長持ちさせるためにケレン作業は時間をかけておこないます。
下塗り
次に下塗り塗料を塗っていきます。
この塗料は密着性を高め、傷んだ箇所を補修してくれる役割がある塗料です。
黒いエポキシ塗料を塗っています。
下塗りの状態でも綺麗ですね。
黒い玄関ドアも重厚感あっていい感じです。
ですがこれでは終わらず、この上に上塗り塗料を2回塗っていきます。
中塗り
中塗りにはシリコン塗料を塗装します。
シリコン塗料は耐久性と密着力が高い塗料です。
剥がれにくい性質があるので長持ちしてくれます。
この写真は塗った後すぐに撮影したので艶がありますが、乾くと艶が引き、おぼろ艶程度になります。
玄関ドアがピカピカしすぎるとあまりよくないので、3分艶ありで仕上げていきます。
よく乾かしたらこの上にもう一回塗装して仕上げていきます。
上塗り
翌日に上塗りを行いました。
1日置くと塗料は硬化するので、その上に塗装すると塗膜の層ができて丈夫になります。
木の玄関ドアなのでたくさん塗れば丈夫になるというわけではありません。木は呼吸する素材ですのであまりにも厚塗りすると呼吸できなくなり剥がれの原因になってしまいます。
ですので適切な厚さにして塗装していきます。
塗装完了
とても綺麗になりましたね。
塗装前は木が剥き出しになっており撥水効果を失っている状態でしたが、塗装後は強固な塗膜ができたので、雨や紫外線からもドアを守ってくれます。
この度はありがとうございました。
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