
ガルバニウム外壁の塗装の様子をお伝えします。
ガルバニウム外壁は長持ちする材質ではあるのですが、時間が経過するとどうしても錆びてきてしまいます。
特に雨が当たらない軒下は錆びやすくなります。
塗装前の状態
この写真のように、軒下は錆びやすくなります。
白くなっているのは汚れではなく、ガルバニウム特有の錆です。
軒下がなぜ錆びやすくなるかというと、雨が当たらないため塩分を含んだ汚れが長期間付着してしまうからです。
雨が当たれば汚れが落ちるので錆びにくいのですが軒下は雨が当たらないので錆が進みます。ですので定期的に水道水で洗ってあげることが長持ちさせる秘訣にもなります。
ケレン作業
塗装する前に「ケレン」という作業を行います。
錆を落とし、塗料の密着が良くなるように細かい傷をつけていきます。
特にガルバニウムは塗料の密着が悪いので、しっかりと足つけ作業をしないと剥がれてきてしまいます。
マジックロンとワイヤーブラシを使って前面に細かい傷をつけていきます。
錆止め塗装
外壁の形状が凹凸上になっているので、吹付で塗装します。
まずは片面を吹付けて、今度は反対側を吹付けます。
そうすることで均等に綺麗に塗装できます。
ガルバニウムにも密着する、強力な錆止め塗料を塗っていきます。
中塗り
中塗りから色を塗っていきます。
お客様が選ばれた、上品な紫色を塗装します。
紫色でも、黒に近い紫色でとても品があります。
艶は「三分艶あり」ですので、あまりピカピカしません。
うっとりしてしまうほどの良い色です。
上塗り
最終工程である「上塗り」を行います。
これが仕上げなので、たっぷり吹付けて綺麗な仕上がりにしていきます。
私は若い頃、自動車塗装会社で修行させてもらいました。
その会社で自動車の吹付をさせて頂き、腕を磨かせてもらいました。
吹付塗装は、塗料が流れるか流れないかの絶妙なところまで塗ることが良い仕上がりの状態だと教わりました。
今回もたっぷり吹付け、でも流れないところでやめるという方法で塗装しました。
塗装完了
塗装後はこのように綺麗になりました。
塗装前は傷みが見受けられましたが、塗装後は新品の外壁のように綺麗になりましたね。
色も艶もとても良い感じです。
ガルバニウム外壁の塗装をお考えの方はぜひお気軽にお問い合わせください!
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