
ハピクルリフォーム代表 富澤
このページでは外壁を美しく長持ちさせる「親水性」について解説します。
外壁塗装で言う 「親水性(しんすいせい)」とは、水と仲良くする性質のことです。
外壁の表面に水が“なじむ(広がる)”ことで、汚れを浮かせて流し落としやすくする機能です。
とくに、フッ素塗料・無機塗料・光触媒塗料などの高性能塗料に備わっていることが多い性質です。
親水性があると何が良いのか?
親水性のメリットは以下です。
① 雨水で汚れが自然に落ちる(セルフクリーニング)
外壁に雨が当たると、水が球状にならずに「ベターッ」と広がり、
その膜が壁面の汚れを包み込んで流してくれる仕組みです。
その結果、黒ずみ・排気ガス汚れ・砂埃がつきにくい、海風で運ばれた塩がつきにくいなどがあります。
汚れを洗い流してくれるため、外壁を長持ちさせる働きがあります。
② コケ・カビがつきにくい

外壁に汚れが残りにくいので、コケやカビの養分になるものも溜まりにくくなります。
塗料が劣化すると上の写真のように藻が生えてくることがありますが、親水性のある塗料だと藻がつきにくくなります。
③ 外壁の美観が長持ちする

親水性塗膜は汚れを溜めにくいので、長期間キレイな状態をキープしやすいのがメリットです。
美しい光沢を長期間保持し、白い外壁でも水垢や汚れがつきにくいため美しい外壁にすることができます。
親水性と撥水性の違いとは?
| 性質 | 水の動き | メリット | デメリット |
| 親水性 | 水が「広がる」 | 汚れが落ちやすい、外壁が汚れにくい | 初期のツヤが控えめになる場合あり |
| 撥水性 | 水が「はじく」 | 防水感が高い、コロコロ弾く | 水が転がるだけで汚れを巻き込まないため汚れが残りやすい |
外壁塗装では、親水性の方が高耐久・低汚染なのでおすすめです。
◆ まとめ
外壁塗装での「親水性」とは…
✔ 水が塗膜に広がる性質
✔ 雨で汚れを勝手に洗い流すセルフクリーニング機能
✔ コケ・カビがつきにくい
✔ 外壁のキレイが長持ちする
✔ 雨で汚れを勝手に洗い流すセルフクリーニング機能
✔ コケ・カビがつきにくい
✔ 外壁のキレイが長持ちする
外壁の汚れが気になる方や、長期間メンテナンスコストを抑えたい方にとって、とても重要な機能です。
親水性のある塗料に「無機塗料」と「フッ素塗料」があります。
無機塗料とフッ素塗料の特徴やメリットデメリットを詳しく書いた記事がありますのでぜひご参考ください。

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