こんにちは。
新潟の外壁塗装、塗替え専門店「ハピクルリフォーム」代表の富澤です。
破風板とは屋根の下にある板のことです。
矢印の箇所を「破風板」と言います。
この矢印のところを「鼻隠し」と言いますが、この箇所も破風板と呼ばれることが多いです。
破風板は文字通り「風を破る板」ですので雨風をもろに受け傷みやすい箇所となっています。
特に西面は日が強く当たるため塗膜が剥がれ傷みやすいです。塗膜が剥がれると木材が剥き出しになるため雨を内部に染み込ませてしまいます。そうなると木材が腐食したり雨漏りの原因にもなってしまうのです。
腐食して交換になると高い金額になってしまうので、破風板は早めに塗装することをお勧めします。
では破風板は何回塗装することが良いのでしょうか?
【最善】破風板の塗装回数は?
最善の答えは「その御宅によって異なる」ということです。
傷んでいない破風板であれば2回塗装で十分耐久性が上がります。傷んでいない破風板に3回、4回と塗装すると木が呼吸できなくなってしまい剥がれの原因になります。ですので塗装回数を増やせば良いというわけではないのです。
しかし、木が剥き出しになっている傷んでいる破風板は3回、4回と塗装した方がいいでしょう。以下のような破風板は当社では4回塗装します。
このように塗膜が無くなり木が剥き出しになっている場合はしっかりと塗膜をつける必要があるので当社では4回塗装します。
塗装1回目
1回目の塗装はシンナーを多めに入れてサラッとした塗料を塗っていきます。なぜ1回目はシンナーを多めに入れた塗料を塗るかというと木の内部に染み込ませるためです。
木の内部に塗料を染み込ませることで密着も良くなりますし、丈夫にもなります。そのため1回目はドロドロした塗料ではなくサラサラした水っぽい塗料を塗って木の内部に浸透させます。
塗装2回目
2回目の塗装からはドロドロした塗料をたっぷり塗ります。
平らな面はローラーを使って塗り、ローラーが入らない狭いところはハケを使って塗ります。
3回目塗装
3回目も同じくドロドロした塗料を塗ります。
4回目塗装
最後の仕上げに4回目の塗装をします。4回塗ると塗膜が厚く付き光沢が出てきましたね。ここまで艶が出ると雨を弾き、木の内部に浸透させなくなります。
破風板塗装 ビフォーアフター
塗装前と塗装後ではまったく別物のようですね。塗装前の破風板は木が剥き出しになっており覇気を感じることができません。とても苦しそうな状態です。
ですが、塗装後の破風板を見ると力強さを感じることができます。雨にも風にも立ち向かえる強さを感じさせてくれます。このような状態になると木が丈夫になり腐食せずに済みます。
破風板は家の箇所でも大事なところですので定期的に塗装していきたいですね。
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